パートナーシップ制度に関しての雑感

茨城県でパートナーシップ制度が導入されたというニュース。 パートナーシップが公的に認められることでの恩恵というのがまあまあ大きい。 意識不明で手術することに陥った場合は家族の同意が必要となってくるが、同性のパートナーは公的な家族とはみなされないということで拒否されるケースが発生する。公的に認められるというのはいろいろな制度の柵にとらわれることがなくなる。

LGBT でパートナーがいる方々も法的に認められることで養子縁組を組むことができるようになってくると予想される。 最近では児童相談所の適切に子供を保護しなかったことにより、子供が殺された!と憤り児童相談所に対して講義の電話をかける人がいる。 失敗の科学という本でもあったが、海外でも似たような事例があり児童相談所へのデモにまで発展したことがある。お陰で、児童相談所はデモへの対応に追われ、退職する人も出てきてしまい、本質的な仕事である児童を守るということが機能しなくなってしまった。対応を間違えてしまうとかえって悪い結果を招きかねない。 世間一般で通常とされる異性愛者だろうが育てる能力がない人間より、少数であるLGBTの人たちにしっかり育てられることが社会全般にとっての益に繋がっていく。

これからの少子化時代、子供を立派な大人へと育成していくことが大人としての責務であるため、こういうパートナーシップ制度が広がっていき多様な生き方を許容していける世の中になっていけるといいな。

ちなみに、今朝のラジオでは、政府はパートナーシップ制度の導入は時期尚早だと言っていたとかなんとか……。